2013年11月28日木曜日

ラビリンス グループ ウイングメーカー Ancient Arrow Project






ウイングメーカー Ancient Arrow Project
http://www.asyura2.com/11/bd60/msg/174.html
投稿者 1984 日時 2011 年 9 月 28 日 06:27:47: 3SipOypTxKjgk
井口ブログで取り上げられていたので多少調べてみた。(井口さんのブログへのリンクはページ最後の方に貼らせていただきます。)ウイングメーカー資料を2000年から追いかけていた人物のサイトから以下の情報を(要訳)をした。
http://www.wanttoknow.info/wingmakersorig/wingmakerschangesオリジナルのウイングメーカーのサイトがどんな風だったか:
http://www.wingmakers.us/1998年後半にそのサイトはネット上に現れた。当初、そこには素晴らしい哲学、絵画、詩、音楽があった。誰もがアクセスできた。2001年初頭、サイトの内容が変化し始め、料金をとるようになった。ビジネスに乗っ取られたようだった。関係者とされた人物名も変えられ、ジェームズと名乗る「人物」がサイトの責任者だと、名乗りを上げた。ジェームズは自らがオリジナルと新しいウイングメーカー資料、両方の責任者だと宣言している。オリジナルではロスト・アローの発見は1972年であったが、変更ごは1996年とされた。同時に、当初、2文あった哲学文に新たに2文加えられた。また、オリジナルにはなかった第24チェンバーが加えられた。そして、世界に7か所ある、とされるウイングメーカー施設だが、オリジナルにはこれらに軍事的な目的があるとは書かれていなかった。文章の部分的削除、改ざんも見受けられた。最も重大であるのは、変更された部分にヒエラルキー(ピラミッド型、縦型社会モデル)取り組みを強調したことだ。これは、オリジナルの思想、ヒエラルキーからの独立ということに逆反している。オリジナルが主張したことは「すべてのものはエネルギーである」こと。全てはアトムの構成であり、それもまた、エレクトロン、プロトン、ニュートロンの構成であり、それらもサブトロンの構成であり、究極的には最少素粒子・エネルギーである。この「エネルギー」には「大いなる意識」(ユニヴァーサル・コンシャスネス/宇宙的意識)が宿る。つまり、すべてのものの中に、大いなる意識がある。これを神の意識ととらえることもできる。
(ここは、電気的宇宙論/プラズマ・コスモロジーの観点を使い、私なりに説明させてもらう。先駆者・デーヴィット・アイク氏の考え方に非常に近いと思う。)我々、一人一人の中に大いなる意識が宿っている。これを再認識することで、我々は自己のソブリン(独立)に覚醒する。集団で生きる以上、社会構成のモデルはヒエラルキー(師匠/弟子関係)の縦つながりになってしまう。ウイングメーカーのメッセージはこれからの脱出であった。全てに大いなる意識が宿り、すべてのものは平等である、ということだった。2001年の変更で現れたのはナチス・ドイツやユダヤ・シオニストの思想にみられる「よりすぐれた民族」という思想だ。これは、オリジナルの全ては「聖なる平等」という思想に反する。ヒッピーの反戦運動も、、ニューエイジ運動も、9・11真実運動も、ティー・パーティー運動も全て資本に乗っ取られ、メッセージは歪められる。運動という一つの流れ、勢力に便乗して金儲けしようという動きが常にあるからだ。歪みはメディアがさらに広げる。ウイングメーカー・サイトの年代別変化表:
http://wayback.archive.org/web/*/http://www.wingmakers.com
最初の変化は2001年、3月に始まる。ウイングメーカー・インタヴューの変化・改ざんの詳細:
http://www.wanttoknow.info/wingmakersorig/wingmakersinterviewschanges
注:
オリジナルの哲学文章2文はあまり変えられていない。古代シュメール文字をコードにして書かれていたためか?ウイングメーカー・インタヴュー1&2変更の詳細
青の部分は変更によって削除された文章。
紫の部分は変更によって付け足された文章。
http://www.wanttoknow.info/wingmakersorig/wingmakersinterviews1changes.pdf
http://www.wanttoknow.info/wingmakersorig/wingmakersinterviews2changes.pdf要訳2001年初頭あたりから、少しずつ文章が変更され、「中央人種」(特別な優れた人種)という概念が植え込まれる。この概念はウイングメーカーの哲学とは真逆である。2001年のインターヴュー1&2の変更以後、大きな変化はないが、オリジナルには含まれない、新たな2本のインターヴューが付け加えられた。2001年、「ジェームズ」が登場し、ウイングメーカーは現代の神話(作り話)だ、と主張した。オリジナルはカネ儲けの道具ではなかった。誰が何のために、時間と労力を使いわざわざこんな手の込んだ「作り話」を世に出したのだ?ジェームズの役割はオリジナルを隠蔽するためのものではないか?Dr.アンダーソンからDr.ネルダへ。
アンからサラへ。フィフティーン(ACIOのトップ)がコルテウム(人型地球外知的生命体)のコントロール下の中にある、ということが削除されている。アンダーソンとウイングメーカーのスピリチュアルなつながり(テレパシー)がダウンプレイされている。変更後、ウイングメーカーはスーパー・レイス(特別人種)とされ、アニムスとされ、悪意を持つエイリアンから地球人を守る存在と変更された。これは、オリジナルが主張するヒエラルキーのパラダイムからの脱出と相反する。スピリチュアルな要素をダウンプレイし、科学的、軍需的要素を強調し始める。特別・選ばれた遺伝子を強調し始める。オリジナルではファースト・ソースの源泉は我々個々の内深くにあり「平等」、としている。オリジナルでの悪意のあるエイリアン種の星は2百60万光年離れている、とされ、変更後は3千7百万光年とされた。さらに、コルテウムの星は1万5千光年だったのが15百万光年に変更された。ジェームズの主張するとうり、「変更」がタダの「つけ加え」であったならば、なぜ数字が変更されなければならなかったのか?星座の座標から特定の星を割り出されたくない勢力があるのではないか?アンダーソン:
「ウイングメーカーにリモート・ヴューイングはつうようしなかった。」
ネルダ:
「ACIOの最も優れた能力の女性がRVでウイングメーカーが何者なのかをとらえた。」オリジナルではフィフティーンの真の目的は何であるかが疑問視されていたが、変更後、フィフティーンはラビリンス・グループの尊敬されるリーダーとして描かれている。アンダーソン:
「純粋なチタニウム・ベリリウム合金だ。とても珍しい。」
ネルダ:
「純度の高い不明の金属だ。」合金の主成分を隠したかったのだろうか?オリジナル:
ACIO・リサーチ・ラボはヴァジニア州。
変更後はカリフォルニア南部とされる。アンダーソン:
「エンシェント・アローはタイムカプセルだ。」
ネルダ:
「タイムカプセルではなく、防衛の要素がある。」もしウイングメーカーのオリジナルが事実なら、ACIOはそれを歪め、隠蔽しようとしたのではないか?「ジェームズ」自身が記憶を改ざん・消された「Dr.アンダーソン」・「Dr.ネルダ」である可能性はないか?Dr.アンダーソンが恐れていたように。ウイングメーカー・オリジナル哲学2文全文:
http://www.wingmakers.us/wingmakersorig/www.wingmakers.com/arrow/chambers/indexes/philo.shtmlウイングメーカーのメッセージ三つの基本:
http://www.wanttoknow.info/transformation
Seeing the Divine in All
すべてのものは聖なるもの、尊いものである。
Nurturance of Life
命を育むこと。
Gratitude
常に「ありがたい」と思う気持ち。井口ブログより:
謎の遺跡「ウィングメーカー」とは何か?2:事の起こり、ACIOからの脱走者!?
http://quasimoto.exblog.jp/15581904/オリジナル・Dr.アンダーソン/アン・インターヴュー1&2(インターヴュー3,4、と5は未発表)
http://www.wingmakers.us/wingmakersorig/wingmakersinterviews/www.wingmakers.com/interview/iview1.shtmlヒエラルキー社会構成においては、人は常に救世主(リーダー)を求めることになる。自己ソブリンに覚醒した人は自らが自分自身こそが大いなる意識、つまり、神の意識であることを、自覚する。
 

http://www.asyura2.com/11/bd60/msg/174.html


エンシェント・アロー・プロジェクト
       

待望の第二弾!! このマテリアルが一番面白い! ウイングメーカーの謎が徐々に明かされていく。

ウイングメーカーII~現代の神話、エンシェント・アロー・プロジェクト
2,205円 (税込5%)
重版未定
ISBNコード978-4-89976-086-3
ページ456
判型四六判 ハード
著者名WingMakersLLC
訳者shima
監修者大野百合子
発行日2005年09月30日

※shimaさん特別寄稿へ


あらすじ

北ニューメキシコのチャコ・キャニオンの近隣にある砂漠で、ハイキング中のニューメキシコ大学の二人の学生が奇妙な象形文字のようなシンボルが描かれた人工遺物を偶然発見した。その不思議な物体に触れると幻覚のようなものが誘発されたため、不安に駆られたその二人の学生は、ジャケットでその物体を包み、同大学で考古学を教えているスティーブンス教授の研究室を訪れた。
スティーブンス教授は、その物体が何か異様なテクノロジーの産物であると見なし、同僚の学者たちに何通かのEメールを送った。
スティーブンス教授の打ったEメールは、幾つかのキーワードが含まれていていたため、NSAの秘密の諜報機関である「エシュロン」によって傍受されるところとなり、そのメールは直ちにACIOへと転送された。ACIOとは地球外のテクノロジーの研究・複製実験を行っているアメリカ政府の非公式機関の名称である。
NSAのエージェントになりすましたACIOの職員によって、その人工遺物はこともなくACIOの手に落ちる。
その不思議な物体がACIOに持ち込まれてから3日目、分析チームはその物体の表面にミクロン・レベルの立体地図のようなものが描かれていることを突き止める。発見者である学生たちの証言とは裏腹に、研究員たちはその物体による幻覚作用を確認することができなかった。幻覚作用と、立体地図の関連を見極める為、ACIOは人工遺物が発見されたエリアへと急遽調査チームを派遣することを決定する。




謎の古代遺跡の発見へ

──第7章 ETCより
ネルダはトンネルの終わりにある黒い空間に向かって這い続けた。彼の膝は硬い石の上で痛みに疼いていた。
「出口が見えます」 ネルダは叫び、彼の呼吸は速くなり、心臓は胸の中で激しく打ち始めた。トンネルの淵は、大きな卵型をした部屋へと突き出していた。トンネルから床まで約2メートルの高さがあった。ネルダはトンネルの淵に立ち、驚きの中で懐中電灯の光で部屋の中を照らし出した。
彼の心臓は、更に激しく打ち続けた。
心臓の鼓動だけが彼に唯一聞こえる音だった。その部屋の景観に、流れる超現実的なサウンドトラック。それは彼がかつて見たこともない非常に複雑な石の構造物だった。
その部屋は、一番広い部分で約20メートルの幅があり、両端に向かって卵型に狭まっていた。楕円の一方の終わりに、今来たトンネルが部屋へと流れ込んでいた。部屋の反対側の終わりには、暗闇へと続く9メートルの高さがあるアーチ型天井のトンネルが口を空けていた。アーチ道を支える2本の柱が立っており、それぞれの柱には複雑なヒエログリフが華麗に施されていた。その部屋はドーム型をしており、もっとも高いところでは20フィートに達していた。壁、床、そして天井は完璧に滑らかに磨き上げられ、豊かなクリーム色の艶を放っていた。
ACIO内で繰り広げられる人間模様、
そしてロマンス




──第5章 イニシャル・コンタクトより
フィフティーンはテーブルの下に手を入れて、小さな黒い物体をつまみあげた。
彼はその装置を見ようと顔を近づけ、ゆっくりと微笑んだ。
ドアのノックの音がした。
「入りたまえ」
「お邪魔してすみません。マックギャビンとの面会をどう切り抜けたのかを知りたくて」
リー・チンだった。
彼女は足首までの丈がある赤いウールのスカートと、白いシルクのブラウスを着ていた。彼女のみどりの黒髪は、銀色の糸の格子でエキゾチックに束ねられていた。フィフティーンは彼女に見せようと、その小さな黒い物体をかざし、チェシャ猫のように不敵に微笑んだ。
彼女はテーブルの淵にフィフティーンの隣に座った。
彼女の足が旋盤のように完璧に回転し、スカートの細いスリットが分かれて象牙の足が露になった。
「あなたの顔からして、うまくいったようね」
「ああ」
フィフティーンが答えた。
「だが残念なことに、彼は我々を信頼していない」
フィフティーンは杖をとり、マックギャビンが仕掛けていった電子盗聴装置に破壊の一撃を加えた。

「エンシェント・アロー・プロジェクト」では前作では語られなかったACIO内での人間関係がふんだんに描かれているのも大きな魅力のひとつだ。ラビリンス・グループを構成する7人の長官たち、ACIOに疑念の目を向けるNSAとの駆け引きなど、ウイングメーカーのミステリーを取り巻く背景が徐々に明かされていく。
古代の予言と奇妙に符号する人類の近未来に関する驚愕のメッセージ。セントラル・レイスとは何か?彼らの真の目的は一体何なのか?
驚異の古代遺跡に発見にまつわる秘められた物語と、ウイングメーカーの正体に関する衝撃の結末。世界の舞台裏で展開される、「真の世界の姿」が遂に暴かれる!

──第16章「サヴァリアン・インテグラル」より
ネルダは前かがみになり、サマンサの口元に右耳を当てた。彼はサマンサの口からつぶやかれる言葉に全神経を集中して目を閉じた。
「我々は、あなたの中に二つの単語によって活性化されるコードを設定した。それは、サヴァリン・インテグラル。この時点より、あなたは我々のミッションに目覚める。そして、そのミッションに尽力するだろう。たとえ、それを理解していないとしても。コードは今、活性化された。あなたは目覚めたのだ。あなたは去らなくてはならない。リーアという名の少女を探すのだ。彼女は、母サラを通じてあなたの前に現れるだろう」





★ ウイングメーカー�より抜粋

発売以来、圧倒的な面白さで大勢の読者を魅了してきたACIOの脱走科学者と匿名女性ジャーナリストとの間で取り交わされたインタビュー。
次々と登場する実名の人物や組織名、不安を覚えるほどに率直に語られるその内容にますます目が離せない。




──インタビュー3より 一部抜粋
サラ:「ラビリンス・グループと民間企業が関わったもっと最近の例を何か挙げてください。私が知っている何かを?」
ネルダ博士:「私はあなたが今の時代で知っているいかなるものも考えることができません。ラビリンス・グループのテクノロジーが、ニューズウィークやタイムの表紙を飾ることはないのです」
サラ:「私は後で妥当性を確認する情報が欲しいだけなのです。トランジスタの話は面白いと思いますが、私が追跡調査できるものを何も与えません。私はショックレーがまだ生きているとは思えません。彼はまだ生きていますか?」
ネルダ博士:「まず第一に、もし彼が生きていたとしても、彼は決して彼の研究に対するSPLへの影響力を漏らさないでしょう。第二に、彼は約8年前に亡くなっております」
サラ:「では、どんな些細なものでも結構ですので、ラビリンス・グループが存在することを確認するものを共有できますか?」
ネルダ博士:「何もありません。あなたがラビリンス・グループへと辿り着ける手がかりは一切ないのです。私はそれを十分には強調できません。ラビリンス・グループが民間企業へとテクノロジーを濾し出す方法は非常に微妙なのです」
サラ:「それでも結構です。一つ例をお願いします」
ネルダ博士:「ラビリンス・グループは、あるコンピュータ・システムを開発しました。それを私たちはZEMIと呼んでいます。ZEMIの他に類を見ない特徴の一つは、遺伝子組み換えによる暗号化とデーター圧縮による情報記憶の新しい演算形態を土台にしたその情報構造にあります。それぞれの分野で大飛躍をもたらしたものは数学でした。そして、私たちはミグ29の設計に携わっていた科学者たちとそれを共有しました」
サラ:「ロシアですか? ラビリンス・グループはロシア政府と関係があったと言っているのですか?」

ウイングメーカーのもう一つの魅力は、その深遠な哲学体系にある。続く哲学論文では、新たなコンセプトと共に、壁画や音楽、詩など他のマテリアルと渾然一体となった新たな宇宙が展開されていく。

──哲学第4室より
精神はウイングメーカーの絵画のシンボルを発見し、魂にその意図を説明しなくてはならない。精神も魂も同じ言語を話さない。従って、精神は、テレパシーの方法で魂にシンボルの意図を説明しなくてはならない。
徹底的な精神の分析を行って、絵画の一つを調査せよ。
一度完了すれば、今やあなたはこの知識を獲得し、言語を用いずにその理解をもたらすことによって、あなたの理解を魂に翻訳するだろう。これは極めて概念的なものであるが、それはある目的の為にそのように設計されており、そしてその結果として生じる洞察は深遠で遠大なものだ。
何故ならば、その洞察は「マインド・ソウル・コンプリヘンション」が「不可解なもの」に対する精神の理解を豊かにする為に作動する方法を明示するからである。「不可解なもの」に対する理解は、魂から精神には流れることはなく、むしろ精神が魂に伝えること自体から流れるものなのだ。

 

http://www.voice-inc.co.jp/store/book_last.php?genre1_code=01&genre2_code=001&genre3_code=002&genre4_code=0000000006001




http://quasimoto.exblog.jp/i35








 我々の知らない遥か銀河の彼方から、10億個の太陽よりも眩い光が放たれた。その強烈な光はワーム・ホールのシャフトを通り、拡張する宇宙の中をその強さを減じながら進んだ。そして、それが消える前に微かではあったが地球へと届いた。そしてその数分後、その強力な光の数千のフォトンがニューメキシコの望遠鏡の鏡の上に降り注いだ。1996年の月明かりのない闇夜のことである。


ウイングメーカーはシャイニングワンと呼ばれる存在でもある
●発見、そして謎の解明へ
 天文台のコンピュータがその光の微かな印を記録したが、それが1200年間、チャコキャニオンの砂漠の中で眠っていた何かを目覚めさせたことを知る者はいなかった。
 1996年の夏、チャコキャニオンと呼ばれる北ニューメキシコの付近にある古代遺跡を、2人の大学生がハイキング中、不意にこの世のものとは思えない人工遺物を発見した。ミステリアスな出来事の連続の末、その人工遺物はACIOの手に渡ることとなる。ACIOとは、地球外起源のテクノロジーのリバース・エンジニアリングを担当するNSA(アメリカ国家安全保障局)の極秘の非公認部門である。
 ACIOの研究員の間でコンパスと呼ばれていたその人工遺物は、直ちに地球外起源であると決定され、その人工遺物の目的は最終的に自動誘導装置であると解釈された。ACIOはこの人工遺物が偶然発見された単独のものではなく、もっと大きな構造物、ことによると宇宙船の発見につながるものであると想定した。

●ACIOプロジェクトチーム
 ACIOの調査隊がコンパスが発見されたエリアへと派遣され、その場所でコンパスが実際に誘導装置であったことが判明する。そして調査隊は、峡谷の壁の内部深くに複雑に掘削された構造物へと導かれた。螺旋形の回廊が岩の内部を上昇し、10メートル間隔で23の部屋が回廊から突き出していた。この驚異の発見は、当初エイリアン種族によって遺された地球外のタイムカプセルであると考えられていた。それぞれの部屋には謎めいた壁画が描かれ、不可解なテクノロジーの産物が安置されていた。最後の部屋で科学者たちは、一枚の光ディスクを発見する。そのディスクには遺跡の創造者と彼らの目的に関する情報が収められていると想定された。
 ジャミッソン・ネルダに率いられた研究チームの甚大な努力の末、ACIOは光ディスクへのアクセスを成し遂げる。光ディスクの解析の結果、遺跡の創造者が自らをウイングメーカーと呼んでいることが判明した。
 哲学、詩歌、音楽、遺伝学、亜次元方程式、宇宙論などからなる8,000ページのものデータがディスクの中には収められていた。


謎の数学方程式が意味するものは?
●全宇宙の創造者
 ウイングメーカーはセントラルレイスの代表者たちであると考えられた。セントラルレイスとは宇宙の中の最古の種族であり、他の全ての銀河の生命を生み出した伝説上の神々のことだ。
 セントラルレイスは、全宇宙の遺伝子の創造者であり、遥か太古に人類と相互作用した際に神々であるとかつて考えられていた存在である。
 数千年前、地球の遠い未来を想定し、ウイングメーカーは地球の各大陸に7つの知識の貯蔵庫を建造し、それを後に遺した。ニューメキシコの遺跡は、発見されることとなっている7つの遺跡の最初の遺跡だったのだ。
 その7つの遺跡はあるミステリアスな方法によって相互に繋がっており、その遺跡群の中に含まれている情報の目的は不明である。

●ネルダの脱走とその波紋
 ウイングメーカーの物語は、主人公のネルダ博士と彼の助手の一人であるサマンサ・フォルテンが徐々にウイングメーカーの目的に共鳴するようになり、エンシェント・アロー遺跡のマテリアルを、広く科学界に利用可能にさせたいと願うことからその歴史は始まる。ACIOの指導部は、ACIOのアジェンダと隠された権力が結果として消え去ることを恐れ、そのようなディスクロージャーを行うことに反対するのは明らかだった。
 他に選択肢がなく、また彼自身に重大な危険が迫ったため、ネルダはエンシェント・アロー遺跡のマテリアルを持ってACIOから脱走する。
 ACIOは、その持てる信じられない程のテクノロジーと、優れた知力を使ってネルダを捕らえようとあらゆる努力を試みるが、一人のジャーナリストの助けを得て、ネルダはACIOの裏をかき、ウイングメーカーの遺跡の真の目的を暴露することになんとかして成功した。ウイングメーカーの古代の敵を追い払うために。
 ウイングメーカーの予言によると、アニムスと呼ばれる魂を持たない人工生命体のエイリアンが、2011年に地球を発見することになっているというのだ。
 ウイングメーカーは、強力なアニムスの侵略に対して人類が自己防衛できるようにと、7つの遺跡にそれに必要とされる知識を収納していた。
 ネルダは、この知識をACIOより先に発見し、ACIOが自分を捕らえ、ウイングメーカーの遺跡を隠すか破壊する前に、それを世界の科学界と共有しなくてはならないと信じている。そして、最も大事なことは、その全てが地球からアニムスを遠ざけるのに間に合うように成されなくてはならない。


ハコミ遺跡の壁画からのコラージュ?
●封印を解かれた機密情報
 彼の脱走の直後、ネルダは一人のジャーナリストを見つけ、エンシェント・アロー・プロジェクトの完全な情報開示を行った。(これが、『ネルダ・インタビュー』である)
 二人は共同で、エンシェント・アロー遺跡の遺物と解読された選り抜きのマテリアルを1998年の1月23日のインターネット上に公開した。
 そのウェブ・サイトが、WingMakers.comである。

究極のスピリチュアル・エンターティメント
「星々の恩寵の中で我々は生き、意志の自由によって我々は愛する。そして、探求の魔力によって我々は学ぶのである。」ーーHakomi Chamber Three


●謎は神話となって全世界へ
 世界初「ウイングメーカー書籍化プロジェクト」は、大勢の読者と熱狂的ファンの後押しのもと、早くも本作で3作目を迎えることとなった。
 ウイングメーカーの情報がいかにして公開されたのか、その方法論を綿密に吟味し、日本の読者にウイングメーカーのディスクロージャーの過程を追体験して頂くことに主眼を置いたのが第1作。その数年後、世界中のファンによる苛烈な真贋論争の末、ストーリーティリングという形で世に公開された『エンシェント・アロー・プロジェクト』を完全収録したのが、第2作目。
 そして、その『エンシェント・アロー・プロジェクト』を引き継ぐ形で、更なるインタビューや哲学論文が公開された。それが3作目に収録される内容である。

「私が公開している情報は分類されることを拒みます。それには、詩から物理学まで、難解な哲学からMIC(産軍複合体)内部の陰謀勢力まで包含されています。そして分類されることを拒むことで、それを批判することも分析することも難しいでしょう」
ネルダ・インタビュー4



ウイングメーカーは、世界の各地に合計7つのタイムカプセルを埋設していた!
ウイングメーカーの魅力を一口で表現するとすれば、そこに描かれている世界の引き込まれるような物語性と、そこから自然と湧き上がってくる神秘への探求心にあると言うことができるかもしれない。ウイングメーカーの謎は、様々な情報隠蔽がなされ、憶測が憶測を呼び、その結果、その真実性を証明することも、そしてまた完全否定することも事実上不可能となり、後生に語り継がれる現代の神話となったー真実と虚構、フィクションとノンフィクション、そのどちらでもないのだ。
 ウイングメーカーの世界の中で触れられている分野は実に多彩だ。ネルダ博士がそのインタビューの中で述べているように、科学、芸術、哲学の諸分野を包含し、読む者の想像力を刺激してやまない。果たしてこの情報が人類にもたらすものは、一体何なのか?
 それを是非、自らの探求の意志によって読者諸氏に見極めてもらいたい。
 「神秘学者も生物学者も同じように、人間のDNAのテンプレートのある側面を理解していません。全ては、生物学的環境、心の状態如何に関わらず、体験する人間の側においては適応を要求されます。適応とは、私たちの遺伝子コードの中に設計された第一の知性であり、そしてこの知性こそが、ある刺激によって呼び覚まされる、つまり誘発されるものなのです。その刺激とは人工的に引起こされ得ます。すなわち、セントラルレイスは私たちのDNAの中に、より高い振動周波数への適応性をコード化しており、それらはイメージや言葉、音という触媒を通じて誘発されるのです」
ネルダ・インタビュー3



「ウィングメーカー3」へ
http://www.voice-inc.co.jp/documents/book/wing3/wing3_sp.html

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