2014年5月19日月曜日

中国軍部がクーデターに成功、習政権を乗っ取っている… 米国防総省の衝撃的分析





【世界を斬る】中国軍部がクーデターに成功、習政権を乗っ取っている… 米国防総省の衝撃的分析

12.26
 「中国軍部は、すでに実質的なクーデターに成功し、中国政府を乗っ取っていると思われる。習近平主席は軍部が選んだ、名ばかりの指導者に過ぎない」

 米国防総省の情報機関である国防情報局の内部メモが、衝撃的な分析をしている。


 このメモは正式文書ではないが、米国防総省の政治担当副長官らが国際情勢の分析を行うために使っているだけでなく、ホワイトハウスや国務省の政策担当者も注視している。

 この情報メモによると、中国の共産党地方支部は腐敗がひどく、自己修正の望みはまったくないという。米国防総省は、1999年に出した「アジア2025」という報告書で、すでに中国国防政策の重要な要因として地方の混乱をあげている。その後の各種報告書でも、「中国共産党の中央部が地方に対する統制を失っている」と述べている。

 中国に詳しいキッシンジャー博士は、私にこう言ったことがある。

 「私は中国を訪問するたびに、各地を訪問して実地に地方政治の実情を見聞きするようにしている。つい最近の訪問では、地方の中国共産党と中国軍部が、きわめて密接な関係を持ち、すべてを話し合って決めているように見受けた」

 キッシンジャー氏はさすがに決定的なことは言わなかったが、中国共産党の中央部が地方を動かすことができなくなっていることをうかがわせる口ぶりだった。

 現在、習近平主席は日本に対して、きわめて戦闘的な姿勢を続けている。米国防総省も、中国が防空識別圏をさらに拡大するとみているが、この習主席の強気の姿勢は中国軍の決定によるものだろう。

 「中国軍は、アジア西太平洋と東シナ海や南シナ海から、米軍を追い出し、日本を制圧するという戦略を決めた」。米国防総省の担当者はこう述べている。


 中国軍の内部情勢について、十分な情報を集めることが難しいことは、国防総省も認めている。米国が懸念している、艦艇攻撃用の高性能クルージングミサイルなどについての情報を探るためには、駐在武官に極秘の行動をとらせたり、軍事基地・施設に入りこませたりしなければならなくなっている。

 米国防総省の最高顧問の一人は、こう言っている。

 「長期間、優秀な担当者を軍事施設やその周辺で行動させるのが、きわめて難しく危険になっている。この間もビジネスマンとして担当者を潜入させたが、情報収集が難しくなる一方だ」

 米国と中国の関係は、通貨財政面では協調的な姿勢を強め、衝突はみられなくなっている。だが、習主席の異常なほど強気な軍事政策や、中国の秘密保持の姿勢が強化されたことなどから、中国政府が共産党、国務院主導から軍主導になったことは明らかだ。

 ■日高義樹(ひだか・よしき) 1935年、名古屋市生まれ。東京大学英文科卒。59年NHKに入局し、ワシントン支局長、理事待遇アメリカ総局長を歴任。退職後、ハーバード大学客員教授・同大諮問委員を経て、現在はハドソン研究所首席研究員、全米商工会議所会長顧問。





 
 


 
 
     
     

    赤峰和の「日本が、日本であるために」

    現下の日本の問題点を浮き彫りにしつつ、解決の方法を提示していきます。

    中国崩壊その8 中国大分裂の影の主役は人民解放軍瀋陽軍区の部隊

    2013-11-15 00:00:00 | 文学



    中国分裂の原因になるものの最大の要因として“人民解放軍”の存在が挙げられますね。もはや軍閥化しているとの指摘もあります。
    人民解放軍が、昭和初期に存在していた軍閥の流れを受け継いでいるということは1970年代に外交評論家の斎藤忠先生から伺ったことがあるんだよね。
    実際、中華人民共和国の軍隊といっても、所詮は毛沢東と中国共産党の私兵あがりなんだから、軍閥化傾向にあるといっても当たり前かもしれないね。

    その問題を評論家の長谷川慶太郎さんが指摘されています。それを、『中国大分裂』から引用してみたいと思います。

    戦闘部隊の約80% の兵力が溶陽軍区の傘下に人民解放軍は中国全体で7つの軍区(藩陽軍区、北京軍区、蘭州軍区、済南軍区、南京軍区、広州軍区、成都軍区)に分かれています。このうち、藩陽軍区が一番、強力な精鋭部隊を保有しています。しかも、中国陸軍の戦闘部隊の約80%が藩陽軍区に集中しているといわれております。なぜなら、藩陽軍区が一番長い中国の国境線を守備しているからです。

    北朝鮮との国境線は1300キロメートル、ロシアとの国境線が3200キロメートルと、合計して4500キロメートルになります。中国陸地の国境距離は内モンゴルなどを除くと7000キロメートルですから、その半分以上を藩陽軍区が守っていることになるのです。だから最強の部隊を展開することは軍事的に常識です。その国境沿いに人民解放軍陸軍の主力部隊を集結するのは当たり前なのです。

    この最新鋭の武器で装備された機械化軍団は全兵力数のちょうど10分の1の兵力に当たります。4個軍が藩陽軍区に展開し、残りの1個軍は成都軍区に配属されて、四川省で展開しているのです。これは何をしているかというと、四川省にある核施設を守っているのです。藩陽軍区にいる4個軍、それから成都軍区にいる1個軍、この5個軍の機械化軍団が人民解放軍の主力部隊なのです。兵力とすると1個軍が10万人。
    最新の戦車隊や、ミサイル部隊、それと最新装備された歩兵で編成されています。最新鋭の兵器を所有した最強の部隊なのです。この機械化軍団を1個軍つくるのにいくら軍事予算が必要か。それはちょうど中国の全国防予算の4%かかるのです。だから5個軍だけで20%毎年予算がかかってしまうほど「カネ」を投入しています。

    鴨緑江を渡ると北朝鮮の平壌まで、直線距離にして180キロメートルです。この距離は東京から静岡までとほぼ同じです。このことを一番理解して恐れているのは北朝鮮自身です。藩陽軍区が北朝鮮を攻めたら、あっという間に制圧してしまうでしょう。ですから、北朝鮮は圧倒的な軍事力を持っている藩陽軍区の傘下に入らざるを得なかったのです。

    いろいろとデータはありますが、北朝鮮の総兵力を調べても意味がないのです。軍隊というのは兵隊の頭数だけで、戦力をはかることはできないのです。本当の戦力を知るには、どのぐらいの油を保有しているかです。油のない軍隊は「鉄くず」の山をただ抱えた案山子の集団と同じだからです。かつて、アフガニスタンがそうでした。

    アフガニスタンがパキスタンから油を止められました。アフガニスタンの軍隊は全員が「陸に上がったカッパ」以下になってしまったのです。兵力が4分の1しかないのに、北部同盟軍はアフガニスタン軍を簡単に制圧できました。北朝鮮はその油を持っていないのです。その油を北朝鮮に供給しているのが、藩陽軍区なのです。このため、北朝鮮軍は藩陽軍区に「首根っこ」を抑えられていると同然といえます。(中略)

    「腫物」のような存在の溶陽軍区

    藩陽軍区の戦力が強くなりすぎて、将来の懸念を持ち始めた北京中央政府は、8割の戦闘部隊を保有している藩陽軍区に対して、その一部を北京など内陸部へ戻せ、移転しろということはいえません。いったら反乱になるからです。反乱を起こされた時に、北京はそれを抑えるだけの軍事力を持っていません。北京には最強の戦闘部隊がないのです。だから、藩陽軍区は独自の行動に出ても怖くありません。むしろ、北京中央政府に対してその指示など聞かずに高飛車に出る可能性が非常に強いわけです。
    つまるところ、中国共産党は人民解放軍を掌握していない。中国共産党は藩陽軍区のご機嫌取りのような行動を取り、強いことをいえないのです。手におえない「腫物」のような存在なのです。(中略)

    成都軍区の核兵器は藩陽軍区抑制に働かず

    一方、成都軍区に核兵器の発射基地や生産基地もあります。この核兵器で藩陽軍区を脅して抑えつけることができるのではないかと思われるでしょうが、それは不可能なのです。なぜか、そうした兆候が少しでも発覚したら、すぐに藩陽軍区は北京に向けて武力制圧に動くからです。藩陽軍区から北京まで約150キロメートルしか離れていません。進軍すれば、あっという間に北京は制圧されることになります。だから、北京中央政府は誰も、藩陽軍区の抑制を目的に成都軍区の核兵器使用の命令を下すことができないのです。(以下略)



    なお、この章の『瀋陽軍区は北京にとって「腫れ物」的存在』で書かれている重要ポイントは
    1.人民解放軍は7つあるが、そのうち瀋陽軍区が最強であり、機械化部隊の5つのうち4つが存在する。
    2.瀋陽軍区は北京の言う事を聞かない。
    3.瀋陽軍区が北朝鮮を実質支配している。
    4.米海軍の第七艦隊は空母二隻を日本海に浮かべているが、これは北朝鮮対策ではなく、中国の有事対策のため。
    (たとえば、空母ロナルド・レーガンが3月11日の東日本大震災の直後に、「ともだち作戦」がすぐできたのは、日本海に向かっている最中だったから)
    という部分です。


    人民解放軍の実態を知る上で、貴重な情報提供だね。これで、中国の全体像がわかってきたね。ただ、実際3の部分は、北朝鮮を支配しているのではなく、北朝鮮の暴走をガードしていると見たほうがいいけどね。
    http://blog.goo.ne.jp/akaminekazu/e/b9c9951bdb4e5fe5442716263d3207fc

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